古代エジプトへトリップ
アイーダ初日まで、約一週間。心はすでに古代エジプト。
上野の東京都美術館で開催中の「トリノ・エジプト展」に行ってきました。
ほんとうは、横浜で開催中の「海のエジプト展」の方がいいかなと思っていたのですが、
入場料の差でこちらへ。(セコイが節約が大事!)
なぜにエジプトの展示なのにトリノ?と思いましたが、
イタリアにある「トリノ・エジプト博物館」の所蔵品の日本初公開というわけでした。
それでも、「なぜ?」という感じですが、要はナポレオンのエジプト遠征時の略奪品?
といったら聞こえは悪いけれど、とにかくエジプトではなく、
イタリアの博物館に展示されるに至った貴重なコレクションは、世界屈指ともいわれ、
とくに彫像ギャラリーの演出がすばらしいらしい(現地博物館)。
今回も、ツタンカーメンをはじめ、オシリス神をかたどった王の巨大な頭像とか、
ライオン頭の女神像とか見ごたえありました。
まあ、「海のエジプト展」では5メートルのファラオ像が売り物だったので、
それには(大きさでは)かなわなかったかもしれませんが、
神とならび、神より小さく作られたツタンカーメン像は(少年王ではあるけれど)、
当時の神の存在の大きさを感じさせ、古代エジプトという時代の雰囲気を、
十分に伝えてくれました。
古代エジプト神話の神についても、ほんの少しお勉強。
オシリス神は、冥界の神とされていますが、キリストのように「復活」し、
死後も蘇えるためにミイラにする、という信仰の発端となった神です。
つまりミイラ第一号というわけ。
で、その神話ですが、オシリスは神であり、古代エジプトの王でしたが、
その力をねたんだ弟のセトに殺されてしまいます。
オシリスとセトの妻は、二人の妹で、オシリスの妻はイシス。
イシス神は母性の神であり、殺されたオシリスを復活させ、
二人の子ホルスを身ごもり、
さらにセトによりバラバラにされたオシリスの身体を集めてつなぎあわせるなど、
大活躍をしました。
「アイーダ」のなかにも、ファラオが歌う歌詞の中に「イシスの神」とでてきます。
あと、やっぱり興味を持ってしまったのは、兄と妹で夫婦ってことで、
この時代はありだったようですね、神だし。
宝塚版の「王家に捧ぐ歌」では、兄のウバルトの妹アイーダに対する愛憎が、
近親相姦すれすれの感じを漂わせていたのは(大劇場バージョン限定)、
汐美ウバルト、いい役作りだったのかなと。
今回の宮川ウバルトがどうかはわかりませんけれど。
脱線してしまいました。
展示では、パピルスに残されたエジプト文字、ヒエログラフや、
ステラといわれる石碑などもおもしろかったですが、
やはり注目はミイラでしたね。おとなのとこどものとありました。
あ、そうそう猫のミイラのひつぎなんていうのもありました。
動物も神としてあがめられていたんですね。
猫、ハヤブサ、ジャッカル、カバも妊婦の神とかだったり。
古代エジプトの年表もありました。
おもわず、エジプトとエチオピアの戦いがあったのはいつ頃なのかな、と。
もちろん、ありませんでしたよ。やはりあれは物語の中だけのことらしい。
エチオピアの王女アイーダは、エジプトのエチオピア侵攻で捕虜となり、
将軍ラダメスによってエジプトにつれてこられます。
やがて二人の間には恋が芽生えますが、アイーダの父である、
エチオピア王アモナスロは、エジプト王ファラオの暗殺をくわだて、
再び両国は戦います。そんな中で、愛し合う二人は究極の選択を迫られるのです。
祖国(家族)と、愛する人と、どちらを選ぶのか。
「The Musical AIDA」の初日は、8月29日(土)です!
ANCIENT EGYPT in TORINO
「トリノ・エジプト展-イタリアが愛した美の遺産-」
2009.8.1-10.4 東京都美術館


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