共振し交感し合う才能
昨夜は「CHESS IN CONCERT」の東京公演前楽であり、
待ちに待ったアフタートークショーでした。
今回は、コンサートだからなのか、通常ある初日あいさつも特になく、
カテコでは、「ありがとうございます」「また来てね」程度で、
トークが聞きたくて、少々欲求不満気味でした。
コンサートはそれはすばらしいものに仕上がっていて、文句などないのに、
帰るときは、いつも少し物足りなかった。
それが昨夜は、すべて解消、もう十二分に楽しんで満ち足りた思いで帰りました。
笑わせて欲しいわけではないのだけど、素に戻ったキャストの、
元気で楽しそうな姿を見たかったのかもしれません。
実はそれは、キャストも同じ思いだったことを知って、うれしさ倍増。
アフタートークショーにはメインキャスト4人が勢ぞろい。
石井一孝、安蘭けい、中川晃教、浦井健治。
なんだか、壮観だった。まぶしいくらい、みんな輝いていて。
あの圧倒的なステージを観た直後だったのかもしれないけれど。
アナトリーが、フローレンスが、フレディが、そしてアービターが、
その衣装のまま・・、キラッキラの笑顔で登場するのですから。
開口一番、みんながこの日をどれだけ楽しみにしていたか、
そしてこの日に向って、どんどんハイテンションになっていったと。
カズさんこと石井一孝さんにいたっては、とにかく「大笑い」がしたかったのだと。
カズさんの演じるアナトリーは、ほとんど笑わない役なので、
そうとうストレスがたまっていたようです。
すかさず、とうこさんが「Mounntain Duetのときだけ一瞬笑ってますよね」と。
でもほんとに、それだけらしいです。
もうね、みんなほんとうに元気で、司会者は一応いるんですけど、
おかまいなく、どんどんしゃべるし、質問以外のこともしゃべるし、
お互いに突っ込みあうし、長年4人組でやってきたかのような、
息の合い方、絶妙な4人のバランスに感心してしまいました。
実際は、そんなこと考える間もなく、大笑いしてあっというまに終了。
司会者の「続きは大阪で」に、会場から「エーーーッ!」の大ブーイング。
それくらい楽しくて、もっともっと聞いていたいトークショーでした。
細かいネタはツイッターで思い出すままに書きましたが、
やはり、とても印象的だったのは、天才・中川アッキーの言った、
「共振」と「交感」という言葉。
「ANTHEM」を歌うカズさんに、「よく声が出るな」と感心するとうこさん、
カズさんは「うしろにいるとうこちゃんのパワーを感じている」と。
それを受けてアッキーが言ったのが、
「みんなが交感し合っている」という言葉でした。
それぞれのソロの大曲、難曲があり、デュエットがあり三重唱四重唱、
重なり合う複雑な曲あり、の、歌の交感。
歌うその人の、パワーなりエナジーなりソウルなりを、交感しあうことで、
あの、緊密で調和の取れた、極上の音楽の世界が構築されている。
ものすごくハイレベルな交感が、あのステージでは行われているのだという、
感動、というより、感嘆。
そして、アッキーは、とうこさんについて「心で共振するものを感じていた」と。
そして今回のステージで、もっともそれを感じるのが、
お互いをののしりあった後、残されたフローレンスがひとり歌う、
「HEAVEN HELP MY HEART」を舞台袖で聞いている時だと。
そして、さらにアッキーは言いました。
「CHESSはこのコンサートで終わるのではなく、ミュージカルになるかもしれない。
けれど、このコンサートでのHEAVEN HELP MY HEARTは今しか聴けない。
しっかりと心に刻み付けてください」
ちょうど、この日、フローレンスの歌うこの曲に、心打たれたのです。
おそらく、とうこさんとフローレンスが、しっかりと結び合った、
心が共振した歌声だったのです。
さみしくて、せつない、願いのような、この歌声。
今日が東京公演最終日です。
しっかりと心で受け止めてこようと思っています。












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